かぶとに菖蒲

かぶとに菖蒲

「水の面(も)に 日はうつりつつ 菖蒲の芽」(長谷川素逝)

端午の節句に用いられるサトイモ科の多年草本。菖蒲の清潔さとかぶとの重厚な感じを子供の成長を願う古来からの祝いとして表現してみました。かぶとの前立ち(くわ形)の力強さをバックステッチでうめつくしました。かぶとの鉢の周囲の垂れ下がる部分は、丸みの柔らかさと重さを出すため、チェーン1のボタンホールステッチとケーブルステッチで刺してみました。かぶとを重厚にしたので、菖蒲は爽やかに表現しました。